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フィンドホーン日記(その6)


●2002年2月18日

さて前回のつづき。

今日はクルーニーを朝8時15分のバスで出発し、パークへ。

そこでお茶を飲んでから、9時に着くようにそこから歩いてカランガーデンへ。

午前中はここで「ラブインアクション」をする。
ここで働いている人は8人ぐらいいてそれに加わった。

とりあえずガーデンで作業できるように着替えて輪になって手をつないで
アチューンメント。

アチューンメントとはまず自分の左手を上にして手を重ねて、そのあと
離して輪になった隣の人と手をつないで、しばし目を閉じるみたいな
ことで、フィンドホーンではなにかをやる最初にはこのようなことをする。
みんなの意識をあわせるという感じなのかな。

そのあとリーダーらしき女性が簡単に
「今日は天気がよくて気持ちいいから楽しみましょう!!」
とかそういったことを言って、今日はどういう作業をするか一人一人聞いていく。

それぞれ今日はどんなことをする予定で何人サポート(つまり僕たち)が
ほしいかとか。

今日は僕はイギリス人のデビッドとともにハーブガーデンで作業すること
になった。土壌がでこぼこしているので土を足して平らにするような作業。

デビッドに方法を教わって作業開始。

広いガーデンで今日は天気もいいので気持ちがいい。ちょっと寒いけど。
でも今年は風もあまり強くなくて例年より暖かいそうだ。

適当に話しながら作業をすすめるが、長年の癖というか日本人の体質というか、
けっこう効率よく早く終わらそうとか思ってだんだん無口になっていく自分が
いた。

けっこう黙々と作業を進めていると、デビッドがそれに気づいて、

「SAM!!NO HURRY!! NO STRESS!!」

と言ってきた。

ここで働いている人を見ていると、たしかにてきぱきと進めているけれど、別に
ノルマがあるわけでもなく誰かに監視されているわけでもないので、「いかに
楽しむか」、「愛をもって作業するか」というのが一番大事なことのようだ。

「仕事」ではなく「ラブインアクション」と名前がついているように。

まじめに作業をするよりも、話しかけてコミュニケーションをとったり、日本の
ことを教えてあげたり、日本の歌を教えてあげたりすることのほうがずっと喜ん
でくれた。

ちなみに聞いたら、映画のハリーポッターのガールフレンド役ででていた女の
子が去年「Familiy Experience」ということで家族でフィンドホーンにきて
いたらしい。とてもキュートでかわいかったよーと言っていた。

お茶休憩をはさみながらお昼で終了しパークでランチを食べてクルーニーに戻る。

午後は「グループディスカバリー」といってボールルームで簡単なゲームみたい
なことをして夜は「エコビレッジ」の話をきく。

フィンドホーンはエコビレッジのプロジェクト化の計画をしているらしく
他の地域とのネットワークとかも考えているようだ。

先月行ったオーストラリアのクリスタルウォーターズともここはつながっている
らしくそのへんも話も聞けて面白かった。

しかも先月ニュージーの帰りにシドニー経由で帰ったんだけど、そこでアボリ
ジニのお店があって「ディジュリドゥ」という長い筒のような楽器がおいて
あって、これ吹いたのいつか聴きたいなあとずっと思っていた。

そしたらこの「エコビレッジ」の説明をしてくれた人はイギリス人なんだけど
「ディジュリドゥ」の名手でCDも出しているような人で、この場で演奏を
聴かせてくれた。

「ブゥウオォォォーーーン」っていうような魂を揺さぶるような演奏でちょー
感動した。

まさかスコットランドで聞けるなんて思っていなかったし。

こういうのも不思議ですね。

そんなこんなでこの日も終了し就寝。


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